哲学。二年次の専攻決めで、私は「一番人気がなさそう」という自分なりの遠慮の表現として哲学科に進むことを決めたわけだが、四年次の今必要に駆られて触れてみるとこれがなかなか楽しい。

私は集中力が続く人間ではないし、頭も良くはないからあれなのだが、もし叶うならアカデミックな方面に進んでみたかったな、という気持ちもある。

とはいえ、もし院に進んでみたとしても熱意が続くのかどうか。

読みたい本が色々ある。そのどれもに触れるのは難しい。やらねばならぬことがあるし、やらねばならぬことに背を向けている時はもっと何にもならないことに時間を費やしているというのが私の常である

つくづく私はだめだなあ、と。

死ぬのも難しい。あと十年ほどは、少なくとも生きなければならないだろう。生活をしながら。ただ生きるというのもなかなか労力のいることで。私にはもう。

書いている。インクの染みくらいは残しておくべきだろう。

何もない。本当に、こんなことを書いている場合ではなく。